たぶん恋、きっと愛
「………おはよ」
リビングで勝手にテレビゲームをしている赤い髪の、昌也。
雅とは、先日のライブのあと、膝枕をしたきりだ。
「……今日、だったか?」
まだシャツを着れていない凱司の背中には、雅が隠れるようにぴったりついている。
「やっぱ忘れてましたね。今朝電話したけど凱司さん出なかったから」
微妙に、声が冷たい。
ゲーム画面から目を離し、コントローラを置いた昌也が、凱司を越えて雅ににっこり手を振った。
「来てみれば誰もいないし。一樹くんにメールしたら、凱司部屋を確認しろって言うから」
携帯を開いて、メール画面を見せる。
「送信、“凱司さんいない”。受信、“凱司部屋を要確認”。…だから確認したわけ」
雅は困り果てた顔で後ろから凱司の顔と昌也とを見比べ、ごめんなさい、と呟いた。