大人の恋をしよう☆彡
何がどうして、そういう話になったのかは定かではないけど、加奈子が一度言ったら、なかなか引かないことは知っているし、なぜか先輩との食事を楽しみにしているみたいな加奈子を説得するのは、多分無理。
それでも、一応は、拒否してみたがやはり、それは即刻却下され、私は憂鬱なバイトの時間を過ごした。
今日ほど、時間が過ぎるのを恨めしく思ったことはない。
けど、やっぱり、時間が止まってはくれなくて、終わりの時間を告げる。
「美々!ほら、何をチンタラしてんの?早く、先輩たち待たせちゃうでしょ?」
ニンマリニコニコの笑顔マックスの加奈子。
「ねえ、何があるの?」
あまりにも不気味で聞いてみた。
「な、何もないよ~。」
私から視線を背ける加奈子。
何かあるな。
「もしかして、加奈って三上先輩のこと・・・・」
と言いかけると、
「ち、違うから。それだけは絶対に違うから。」
と慌て出す加奈子。