大人の恋をしよう☆彡
塾から少し離れた公園で待ち合わせしたようで、公園に急ぐと、
「美々ちゃ~ん。」
大きく手を振る三上先輩。
ちょっと、恥ずかしいんだけど・・・・・。
そう思う私とは反対に三上先輩のことなんて、目に入っていないのか、キラキラお目目の加奈子ちゃんの進む速さは、早い・・・・。
引きずられるように私の手を引いて行く加奈子。
「お待たせしました!」
加奈ちゃん、いつもより声が上ずってますけど?
「いや、俺たれも今来たところ。」
三上先輩の顔しか見られないらしい、ウブウブな加奈子ちゃん。
「ああ、紹介するな。俺の友達で、同い年の島 一樹」
紹介された彼はチョコンと私たちに頭を下げる。
「一樹、こちらは、小早川 美々ちゃんと、お友達の・・・」
「森 加奈子です!」
力入り過ぎ。思わず笑ってしまって申し訳ないけど、加奈子、相当緊張しているみたい。