正夢絵本
見る限りでは意識はあるが、ぶつかった衝撃で出来たであろう傷から大量の血が流れ出している。
「う゛っ……ぐっ!」
痛いのか微かにうめき声を上げていた。
するとずっとその様子を見ていた沙耶はだんだん気分が悪くなってしまいその場に座り込んでしまった。
次いで徐々に気も遠くなりそのまま意識を手放した。
次に目を覚ました時は目の前に見慣れた天井があった。
「あれ…私…」
起き上がるとそこは自分の家のベッドの上だった。
「私ホームで気が遠くなって…」
ぼーとした頭で考えている時だった。
ジリリリリリリリリ!!!!
「うわぁ!」
突如鳴りだした目覚まし時計にかなり驚いた。
「えっ朝?」
辺りを見渡すとその光景は前日、つまり事故が起きる前の日の夜、自分が寝る直前と同じだった。
違っていたのは窓から差す光が月明かりではなく朝日ということだけだ。
「つまり…全部夢?」
首を傾げてなんとなく額に触った。
「!?ない!"こぶ"がない!!」
何度触っても鏡を見ても沙耶の額には電柱にぶつかった時にできたはずの"たんこぶ"がなかった。
「う゛っ……ぐっ!」
痛いのか微かにうめき声を上げていた。
するとずっとその様子を見ていた沙耶はだんだん気分が悪くなってしまいその場に座り込んでしまった。
次いで徐々に気も遠くなりそのまま意識を手放した。
次に目を覚ました時は目の前に見慣れた天井があった。
「あれ…私…」
起き上がるとそこは自分の家のベッドの上だった。
「私ホームで気が遠くなって…」
ぼーとした頭で考えている時だった。
ジリリリリリリリリ!!!!
「うわぁ!」
突如鳴りだした目覚まし時計にかなり驚いた。
「えっ朝?」
辺りを見渡すとその光景は前日、つまり事故が起きる前の日の夜、自分が寝る直前と同じだった。
違っていたのは窓から差す光が月明かりではなく朝日ということだけだ。
「つまり…全部夢?」
首を傾げてなんとなく額に触った。
「!?ない!"こぶ"がない!!」
何度触っても鏡を見ても沙耶の額には電柱にぶつかった時にできたはずの"たんこぶ"がなかった。