In the warm rain【Brack☆Jack3】
「…ちょっとね、仕事が入ったの」

「仕事?」

「えぇ。明日から、少し出掛けなきゃいけなくなっちゃった」


 悲しそうに笑うレイ。


「…本当は…もっと一緒にいたかったけど…」

「………」


 ミサトは、レイを見つめた。


「危険な仕事なの?」

「…それは、言えない」

「そっか…」


 だよねぇ、とミサトはため息を吐く。


「…気を付けてね」

「えぇ、ありがと」


 もう寝ようか、とミサトはソファからベッドに移動する。

 レイも隣のベッドに横になった。
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