In the warm rain【Brack☆Jack3】
「後少し…」


 ユイは着けていたシートベルトを外す。

 既にドアを全開にして、四人は飛び降りるタイミングを見計らう。


「行くよ!」

「おぅ!」


 ミサトの合図と共に、全員は飛び降りた。

 ヘリはそのまま海へ墜落して、大きな爆発とともに炎上した。

 そのせいで船が大きく揺れ、待ち構えていた敵を一瞬だけ怯ませた。

 こちら側には、それで十分だった。

 四人はそれぞれ動き、敵を蹴散らす。
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