すっぴん恋愛~危険な素顔はオフィス内禁止~
雪菜は竜哉をしっかりと抱き締めたまま、ウトウトしていた。


「おい、起きろ!離せ!」


とうとう、竜哉の本性が現れる。


突然の怒鳴り声に雪菜はビクッと体を揺らし、竜哉を離した。


「ん…笹木くん?え…何で?」


少し酔いが覚めたらしい。


「何でじゃねーよ…わざわざ送ってきてやったのに」


竜哉はかなり不機嫌なオーラ全開だ。


「えっと…笹木くん、私はあなたの先輩なんだけど…ちょっと言葉遣いが悪いんじゃない?」


いつもと違う竜哉の口調に雪菜もムッとする。


「は?ここ会社じゃねーし…大体この部屋…何だよ?」
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