詩集
【興味不信】

霞に負けたのかも知れない
私は希望を失っては立っていられない
どれだけ回りに味方が居たとしても
守らなければいけない人が居たとしても
私は私の目指す所を見失っては生きられない

だから霞に負けてしまったのだろうと思う
渦巻いた闇に、先の見えない恐怖に、負けたのだ

逃げたと言われたらそうなのだろう
だけど言い分けはしない。好きにお言いなさい

私が離れた理由は、そこに未来がなかったからよ
言葉を言葉とも取らぬ人にはついていけないからよ
貴方たちの誰にも、ついていきたくないと思ったからよ

尊敬しようと頑張ったけど、付いていこうとしたけれど
心のない人たちには、とうてい私の人生は渡せない

心をそこから離す事にした、私は二度と戻らない
だから、何を思われても、もう痛くはない
だって、貴方たちに向ける心も希望もないのだから
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