らぶ・みー 
相馬さんの気持ちもわかる。

彼女の立場を考えたら、彼への思いを簡単に表に出せるはずがない。

心に鍵をかけ、誰にも言えず、苦しんでいたのだろう。

ずっと我慢をしてきたのに、突然現れた彼の恋人がこんなオバさんでは、許せないのも当然だ。

嫉妬のあまり、箍が外れてしまったに違いない。



今、彼女はどんな思いで、彼の傍にいるのだろう。

何を言うつもりで、彼の所に行ったのだろう.......



刺さった棘が、また痛みだす。

まるで棘が身体を突き破って、心の中にまで入り込んできたみたいだ。

彼を信じる気持ちに変わりはないけど、棘の痛みがだんだん恐怖に変わっていく。



痛くて、怖くて、苦しくて.......

一人ではどうすることもできないから、早く彼に会いたい。

今すぐにでも、彼に会いたい。
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