君と本気のラブゲーム


「ベリーミックス、ひとつください!」


「はい!200円です!」


爽やかな笑顔と元気のいい声の接客にいい気分になりながらお金を渡して、コーンに乗ったアイスを受け取る。


ありがとうございましたー!というこれまた元気な声に送り出されて、京佑くんのところへ向かう。


イチゴやラズベリーの果肉がアイスから顔を出してて、本当美味しそう!


早く京佑くんのとこ戻って食べよっと!


そう思って、彼の方を見る。




「……あれ?」


私は思わず首を傾げていた。




京佑くん…。




……女の子たちに、囲まれてる?


さっきまで、私と京佑くんを見ているだけだった、女子生徒たち。


いつもの制服姿じゃなくて、自分のクラスの企画なのだろう、スカート丈の短いメイド服や、大胆にスリットの入ったチャイナ服姿など、派手な格好の子たちばかり。


着る服が開放的なものになると、気持ちや行動も大胆になるのだろうか。


見ているこっちが恥ずかしくなるほど、彼女たちは京佑くんに対する下心丸見えの上目遣いで、すり寄っている。


なるほど、これが噂の逆ナンってやつですね!


「……」


えっと。これ、戻って良いのかな?


私はどうしたらいいのか分からないながらも、他に行き場もないので、京佑くんの元へ近づいた。


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