君と本気のラブゲーム


先程より、京佑くんの舌が私の手、小指の付け根から手首までを滑ったのをはっきりと感じて。


思わず、びくりと身体が竦んだ。



「く、くすぐったいから、やめて!っていうか、そこ別にアイス付いてないじゃん…っ」



緊張かくすぐったさか、自分でもよく分からない変な感覚に身体が竦んで、肩が上がっているのがわかる。


な、何これ?


変だ、私。


……心臓、いつもより、早い…。



「ここにも付いてるよ?綺深からは見えてないだけじゃない?」


テキトーなこと言ってんじゃない!


そう思うけど、その手を振り払うことはできなくて。



それどころか、寄り掛かって背もたれ代わりにしていた木の幹に、いつの間にか、背中を押しつけられていて。


アイスを持っていないもう片方の手まで、地面に押しつけるように封じられていて。


……いつの間にか、身動きができないような体勢になっていた。



「と、とにかく、離してよ!」

「やだ」

「変態っ!ナルシストっ!エロ王子ーーーっっ!」


ばたばたと、唯一自由な足をばたつかせてそう叫ぶと、いきなりふっと私の手を掴んでいた力が緩んだ。


今だっ!


そう思って、バッ、と手を大きく振って、彼の手を振り払う。



「よっしゃ、抜けた!…って、ああぁぁあぁーーっっ!!」



ちょっ!


えっ!


待って!!


私のベリーミックス!!!


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