君と本気のラブゲーム
そう言って、小動物系男子さんは、諒兄の掌に何かを乗せた。
チャラ、と微かな金属音が耳に届いた。
「……なんだこれは」
思いっ切り迷惑そうな顔で、諒兄は小動物系男子さんを見た。
私と嘉乃、京佑くんも諒兄の掌を覗き込む。
そこに乗っていたのは、細い鎖で作られた、華奢で銀色の。
────ブレスレット、だった。
「えと…、ブレスレット、ですよね?」
私は、諒兄の掌から視線を上げて小動物系男子さんを見上げ、そう訊く。
「妹ちゃん、正解!」
ウインクでもついてきそうなアイドルスマイルと共に、そう返された。
「そんなことは見ればわかる。俺がききたいのは、なぜこんなものを渡されなければならないのかということだ」
「は!?諒、まさか自分とこの企画もしらねーのかよ!?」
「知らない」
興味がない、とばっさり言い放った諒兄。
我が兄ながら、本当、すいません、と心の中で謝っておく。