君と本気のラブゲーム

「まったく…。俺らのゼミ、基本的には研究成果の展示だけど、それだけじゃつまんねーっつうんで、ゲームも企画することになったの!」


そう言って、小動物系男子さんは、諒兄の掌からブレスレットを1つつまんだ。


「これ、ペアになってるから。赤い石がついたのと青い石がついたのがあるでしょ?」


「あ、本当だ!」


よく見ると、細い銀色の鎖に、2つは赤い石が、もう2つには青い石がついていた。


「同じ色同士がペアね。これ、特殊加工してあって、ペア同士は3メートル以上離れられないようになってるから」


そう言って、小動物系男子さんは諒兄の掌にブレスレットを戻した。


「各学部の1号棟の屋上に、あるものが設置されてるから、それを全部写メって
俺らのところに戻ってきてね」


「あるもの?」


嘉乃が、首を傾げて訊き返す。


< 222 / 542 >

この作品をシェア

pagetop