君と本気のラブゲーム
「まったく…。俺らのゼミ、基本的には研究成果の展示だけど、それだけじゃつまんねーっつうんで、ゲームも企画することになったの!」
そう言って、小動物系男子さんは、諒兄の掌からブレスレットを1つつまんだ。
「これ、ペアになってるから。赤い石がついたのと青い石がついたのがあるでしょ?」
「あ、本当だ!」
よく見ると、細い銀色の鎖に、2つは赤い石が、もう2つには青い石がついていた。
「同じ色同士がペアね。これ、特殊加工してあって、ペア同士は3メートル以上離れられないようになってるから」
そう言って、小動物系男子さんは諒兄の掌にブレスレットを戻した。
「各学部の1号棟の屋上に、あるものが設置されてるから、それを全部写メって
俺らのところに戻ってきてね」
「あるもの?」
嘉乃が、首を傾げて訊き返す。