君と本気のラブゲーム

「え!」


小動物系男子さんが掴む前に、するっ、と諒兄の掌から青い石のブレスレットは奪われていた。


嘉乃によって。


そして、カチッ、と音がして、嘉乃は自分の手首にそれをつけてしまっていた。



「男同士なんて、むさくるしいだけじゃない?」



呆然としている私たちにむかって、嘉乃はにっこり笑ってそう言った。



「はい。キョウとアヤは、こっちね」



嘉乃に赤い石の付いたブレスレットを渡される。


思わず、気まずさも忘れて京佑くんと顔を見合わせていた。


しかし、すぐにハッとして顔を背けてしまう。


カチッと音がして、京佑くんがブレスレットをつけたのが分かった。


……やるんだ…。



「……」



私のこと、怒ってるんじゃないの?


どういうつもりなんだろう、と思いつつ、私もブレスレットを手首につけた。


金属が肌に触れて、ひんやりと冷たい。


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