君と本気のラブゲーム

この大学には、文学部、法学部、理工学部、薬学部の全部で4つの学部がある。


キャンパスは文系・理系で分かれており、嘉乃と諒兄が理系キャンパスにある理工学部と薬学部。


そして私と京佑くんで文系キャンパスの文学部と法学部を回ることになった。


スタート地点である、諒兄のゼミ企画の行われいた教室はもちろん理系キャンパスにある。



「えっと…。こっち、かな?」


嘉乃たちと別れたあと、私と京佑くんは、まずは理系キャンパスを抜けだそうとしていた。


慣れない場所に、たくさんの人混み。


しかも、京佑くんは相変わらず無言だし…。


私は、心の中は不安でいっぱいだった。



「……綺深、そっちじゃないよ」


「……え?」


不意に、不機嫌そうな京佑くんの声が聞こえて、私は勢いよく振り返った。



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