君と本気のラブゲーム
「……っ」
「早く行くよ…、って、え!?」
もうすでに歩き出していた京佑くんは、振り向いて驚いたような声を上げた。
「ちょ…。綺深?」
おそるおそる、というように私に向かって手を伸ばしてくる。
やがて私の頬に触れたその手は、やっぱり、温かかった。
「……なに、泣きそうな顔してんの?」
「……泣いてない」
「……相変わらず、可愛くないね」
苦笑して、京佑くんは頬に触れていた手を引っ込めた。
「……ねぇ。俺、結構怒ってるんだけど?」
「……シカトして、ごめんね」
そう謝ると、京佑くんは驚いたように私を見た。