君と本気のラブゲーム
「京佑くん!!」
頭を抱えていた手を、そのままテーブルに力強く下ろしたら、バンッ、と大きな音が出た。
周りの人たちが、驚いたように私たちのテーブルを見る。
だけど、今の私にそんなことを気遣う余裕なんてない。
「もう行こう!!」
ガタン、と椅子の足が床を叩く音を立てて、私は勢いよく立ちあがる。
唐突な私の行動に、京佑くんはさすがに驚いたように私を見た。
「は…。ちょっと、もう話はいいわけ?」
「いい!早く私たちの分回っちゃわないと、嘉乃たちにも迷惑がかかるって気付いた!」
「まぁ、確かにそうだけど…」
なんだか腑に落ちないような表情ではあったが、京佑くんも椅子から腰を上げた。
それを見て、私は歩き出しながら宣言する。
「よし!目指すは文学部1号棟ですよ!」
「何なのそのテンション」
眉を顰めてそう言った京佑くん。
うん、私も自分にそう問いたい。
……そして、ちょっと落ち着けよ、私!!