君と本気のラブゲーム


嘉乃には、感謝してもし足りない!



……と、感激を噛みしめながらホテルのフロントで部屋の鍵を受け取った。



ところまではよかったんだけど。





「なんで!?」



そんな感動はもうすっかり吹き飛んで、私はひとり、ロビーで駄々をこねております。




……だって。



だって、なんで私と嘉乃が同じ部屋じゃないの!?



「普通ここは男女でわけるじゃん!!」


「え?なんで?」



逆に訊き返された。



ボストンバックを両手で持ちながら、可愛らしく首を傾げた嘉乃。


くそう!


可愛さ余って憎さ百倍とはこのこと!?



……うん、ごめんなさい使い方違います……。


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