君と本気のラブゲーム
さっきだって。
普通、男と、しかも付き合ってるやつと同じ部屋になったら心配するのはそこじゃないでしょ。
寝相?
寝言?
……そんなこと考えたこともなかった。
はじめは照れ隠しにそんなことを言っているのかとも思ったけど、ていうかもしかしたらそれもあるのかもしれないけど。
何だかだんだん、分からなくなってきた。
こんなに心臓がうるさいのは、俺だけ?
「京佑くん、どうしよう。これ、すっごく美味しい!!」
幸せそうな顔で皿の上のケーキを口に運ぶ。
「……よかったね」
「うん!!」
にっこりと幸せそうに笑うから、また、ドクンと心臓が不規則に揺れた。
……ほんと、どうしようね、俺。
笑顔ひとつでこんなに揺れてる。
料理の味よりも、これから部屋に戻ってからどうすればいいのか、そればかりが脳内を占めて、俺は心の中でため息を吐いたのだった。