ただひとつ。Side Story
「だからっていきなりそれは驚くだろーよ!」


「……。駄目?」


俺を見つめるその瞳が…


潤んで見えた。



「…いいけど…。」




…流されているのだろうか。



信じて疑うことないその瞳は……



俺を惑わすんだ。




どちらともなく手が伸びて……



再び、繋がれた手と手。




加藤の手はじんわりと汗ばんでいて……



それは、夏の暑さのせいか、それとも…彼女なりの緊張だったのか……


知るよしもない。






「タコ焼きが食べたい。」


加藤は沢山ある出店の中から、オーソドックスなものを選んだ。


けど…


例えばクレープとかりんご飴とか…


普通、初デートなら女のコらしいものを選ばないか?


青のり…
歯についてもいいのか??



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