ただひとつ。Side Story
地を崩さないあたりが加藤らしい。


ありのままの自分でいようとしてる。


素直というか、健気というか……。


おかげで、奴の行動が…


逐一気になる。




そういえば…


随分、女の子らしくなった。


彼女を象徴していたショートカットの髪は…いつの間にかセミロングへと変化している。


ちょっとした仕草が…なんだろう、かなり色っぽい。




それがもし、全て俺の為だとしたら……。


彼女の屈託ないその笑顔が俺だけに向けられているとしたら…?




理性というのはあってないようなもので…



横顔を見つめながら、俺は胸を打つ鼓動を…


必死で隠そうとした。





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