ただひとつ。Side Story
どっちがカップルみたいなんだよ。
二人の後ろ姿を見送りながら……
背後に刺さる視線が痛かった。
「……兄ちゃん、ホラ、金魚!」
テキ屋のおやっさんから袋を受け取ると…
それを、加藤の前に差し出した。
「…ん。」
「…何?」
「あげる。」
「…いらない。」
「……さっき欲しいって言ったじゃん。」
「そんなの、嘘だよ。」
「…はあ?!」
女って、女って…
「……バカ、鈍感。」
彼女はそう言って…
持っていたタコ焼きを俺に押し付けた。
いきなりすぎて…
俺はそれを足元へと落としてしまう。
「…はあー……。」
仕方なく、俺は散らばったそれをひとつずつ拾う。
「…もう、帰る。」
「…え。なんで?花火まだ…。」
「もう、いいよ。」
二人の後ろ姿を見送りながら……
背後に刺さる視線が痛かった。
「……兄ちゃん、ホラ、金魚!」
テキ屋のおやっさんから袋を受け取ると…
それを、加藤の前に差し出した。
「…ん。」
「…何?」
「あげる。」
「…いらない。」
「……さっき欲しいって言ったじゃん。」
「そんなの、嘘だよ。」
「…はあ?!」
女って、女って…
「……バカ、鈍感。」
彼女はそう言って…
持っていたタコ焼きを俺に押し付けた。
いきなりすぎて…
俺はそれを足元へと落としてしまう。
「…はあー……。」
仕方なく、俺は散らばったそれをひとつずつ拾う。
「…もう、帰る。」
「…え。なんで?花火まだ…。」
「もう、いいよ。」