ただひとつ。Side Story
きっと誰も、俺らのことは知らない。



それはそうだろう。




放課後限定の恋人なのだから…。





俺は今だ加藤をよく知らない。



かと言って知ろうともしない。



お互いの波長が合う時に……



触れ合ったり、


抱きしめたり……。





こんな気楽な恋愛ってあるのか?



あの、夏の夜の…



燃えあがるような感情は…



秋の風にさらされて、次第に冷やされていったのかもしれない。



それでもその奇妙な関係は……



思いの他長く、続いていた。







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