Special Edition
「私も君も、愛する妻の手に添えるように愛情を込めて……魂を注ぐ職業だ。今の気持ちを決して忘れず、これからも人々の心に寄り添う……おもてなしをして行くといい」
「はい。肝に銘じます」
「ん、良い眼をしている」
藤雪氏はその後も、色んな話をしてくれた。
俺らの円卓は最前列の端に位置しており、
俺らの背後は取材班の荷物置き場のようになっていて、
意外にもメディアから逸れた場所になっていた。
恐らく、桐島さんの気遣いだと思う。
2時間程した頃。
会場内にアナウンスが流れ始めた。
再びステージ上でパフォーマンスが繰り広げられるという。
先程は卓上の花器に生けられたが、
この後生けられるのは、女性をモデルにするという。
前に一度、見た事がある。
髪飾りやコサージュのように、
モデルに合ったデザインの花をその場で生けるというやつだ。
アナウンスを耳にしたゆのは、
再び瞳を輝かせ、既にステージ上にロックオン。
本当に愛らしくて見飽きない女性だ。
俺も彼女と共にステージ上を見上げていると、