Special Edition
俺の言葉にあんぐりと口を開け、
美男子が台無しなほど驚愕している。
「普段からスキンシップは大切ですからねぇ」
「………はぁ~」
自分で無器用と言うだけあって、
きっと彼は彼女の対してどう接していいのか戸惑っているに違いない。
懐かしいなぁ。
俺も付合い始めの頃は同じような悩みを抱えてたっけ。
2年って、本当にあっという間だ。
そんな風に懐かしんでいると、
スタッフの声掛けによって、ステージ上へ上がらされた。
「はっ、隼斗さん!!」
「フフッ」
俺らの登場で再びフラッシュの嵐が起こる。
ゆのは髪に白い花々で作られた髪飾りをし、
御影氏の恋人はショール状の花飾りをあしらわれていた。
2人に生けられた花々は存在感は有るものの決して華美でない。
花が主役なのではなく、2人が主役なのだと感じた。
すると、
「お2人は生けなくても十分に華やかでお綺麗です。その繊細さを欠く事なく、ほんの気持ち程度に生けさせて頂きました。どうか、お2人に盛大な拍手を……」
桐島氏のコメントで再びカメラが向けられ、
そして、手にしていた花束をゆのに手渡した。