もっと美味しい時間
「俺がコンビニから帰った後、慶太郎とは仲直りできたんだよな?」
「別に喧嘩した訳じゃないから仲直りってこともないけど、いろいろ話もしたし、今までと変わりないけど……」
京介の確認するような聞き方が、やけに気になる。
何が言いたいんだろう……。
「そっか……。なら、いいんだけどさ」
「その、奥歯に物が挟まったような言い方、すごく気になるんだけど」
少しイラッとして、声を荒げてしまう。
「悪い。そんなつもりはなかったんだけどな。じゃあ単刀直入に聞く。慶太郎と綾乃の関係は聞いたんだよな?」
黙って頷く。
「今でも綾乃が慶太郎のことを好きな事も?」
「綾乃さん、慶太郎さんに猛アタックしてるとか?」
一瞬言い淀む京介を見て、確信する。
「やっぱり……」
「百花ちゃんに興味がある俺としては、慶太郎と綾乃がよりを戻してくれた方がいいんだけど……」
テーブルの下にある、京介の長い足をおもいっきり蹴る。
「痛っ!! 何すんだよっ!!」
「次そういうこと言ったら、足けるだけじゃ済まないんだからねっ!!」
「俺、結構マジなんだけどなぁ~」
そう言いながらも、顔、ニヤニヤ笑ってるし……。
どう見たって冗談でしょっ!!
呆れて深い溜め息をつくと、椅子にもたれ掛かる。