いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】

…そこからの天は、なんだか怖いくらいに優しかった。

りんご飴、わたがし、たこ焼、かき氷、フランクフルト…
一瞬でもあたしが目を惹かれたものは、全部買ってくれる。

もう食べれないと眉を寄せれば、文句も言わずに食べてくれた。

始めこそ並んで歩いていた煌ちゃんたちとは、いつの間にかはぐれちゃったし…。

どうしよう、変な錯覚が起きちゃうよ!

―"あたしたちコイビトみたい"って。

こんな大きいお祭りだから難しいかもしれないけど、知り合いに会いたくないな…。

今は、2人がいいや。

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