いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】
ムッとするあたしを宥めるように、天が笑いながら頭を撫でた。
…うまく丸め込まれた気がする。
「ねぇ、こんなとこまで何しにきたの?」
「んー?…いいこと。」
そう言う天の表情は、まるで幼い子どもが大人に秘密を持ったときみたいな…
すごく楽しそうなものだった。
そのまま、あたしの手を引いて歩きだす。
あたしたちが無人駅を出ると、目の前に広がった光景は、意外に街っぽかった。