いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】

…もちろん、地元ほどじゃないけれど。

そんな街並みに目を奪われているあたしに対し、天は立ち止まるどころか、目もくれない。

前にも、来たことあるのかな?

だから、感動が薄いの?

…だとしたら。

そのときあたしの胸にモヤッと現れた、黒い気持ち。

―"嫉妬"

天…誰と来たの?

あたし以外の、女の子…?

聞きたいけど聞けない。

小さく、溜息をつこうとしたときだった。

< 207 / 249 >

この作品をシェア

pagetop