いつも隣の幼馴染み。-完-【あとがき重要】
洋くんはそう言って、あたしの頭を一撫でしてから走って行った。
天との、気まずい沈黙。
…に、なるはずもなく。
「ん。帰るぞ、メグ。」
素直に差し出された手を掴めば、ギュッと天に抱き抱えられた。
「え、ちょっと・・・」
「濡れないように、これ被ってろな?」
そしてバサリと着ていたジャケットをあたしの頭にかけ、そのまま走りだす天。
家に着くまで、あたしはただギュッとそれを握っていた。
ちょっと、ムキになりすぎちゃったね…。
ごめんなさい。大好きだよ?