俺たち陰陽師!!!!!
ブレイクとの出逢いも。
決まってた訳じゃない。
誰かに仕組まれた、おとぎ話なんだって。
ただの悪戯だって思える。
だったらそれを受け入れて、全てと向き合い。
おとぎ話を作る、主役になろうと、思った。
俺は振り替える。
そこには悠太、涼子、ジャスの姿。
出逢いも。
出来事も。
変な契約も。
全部、全部。
受け止めてやるっ!!!!
すると俺の胸元が光輝いた。
『答えが決まったようだな』
その問い掛けに俺は頷いた。
悔いなんて、ない。
「うん…!!」
『主―――刹那よ、我の力を、意を、全てを……!!!」
胸元にジャラリとペンダントが光った。
それがついた途端、体がジリジリと痺れ、力が見凪ぎっていく。
黒い鎖で中央にダイアの飾り。
そこにはなんらかのマークがついており、それはブレイクとの契約を意味していた。
俺は手のひらにブレイクを乗せた。
「これからもよろしくな、ブレイク」
『こちらこそよろしく頼むぞ、刹那』
俺は笑った。
母さん、父さん。
どうやら俺にはやらなきゃいけないことがあるみたい。
だからね。
俺は。
俺は、前に進むよ。
俺は剣を心にしまい、通常の人間となり、3人の元へ歩き出した。