俺たち陰陽師!!!!!


「(ん?)」

俺は当然のように席に着く零を見た。
俺は女の子の手を払い、零を教室から連れ出した。
そして向かった場所は屋上。

「なんだよ」

「お前、俺と同じクラスだったんだな!」

「いや、テメェがオレと同じだったんだろうが」

「あぁ、そっか」

すると零は頭をかきながら屋上のネットに寄り掛かった。

「なぁ、なんでお前は狩魔師(レクタリア)になろうと思ったワケ?」

俺は零に問い掛けた。
すると零はなぜか遠い目をして、掠れた声で答えた。

「……守りたいモノを、守るため……だ………」

「……」

悲しそうに言うその目がまるで、助けを求めているように思えて何も言えなくなった。
なぜだろうか。
モヤモヤしてしょうがない。

「(あ、やべぇ…、他人に変なこと言っちまった……)あっ、今の冗談だかんな!」

「は?」

焦る零。
俺はただ首を傾げた。

「オレ、教室戻るわ。お前みたいなバカになりたくねぇし」

「はぁ!?」

そういうと零は屋上を去っていった。
その時零は重い苦しみを思い出したことに後悔をしているのだった。

「なぁ、ブレイク」

『主が言いたいことはわかっておるぞ、刹那』

俺は目を伏せた。







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