俺たち陰陽師!!!!!
「で、なんでブレイクなんだよ?」
教卓の上に立つ黒いリス、ブレイクは何やら小さな本を持ち、自分が先生だと主張する。
『我は先生である』
「はあ?」
呆気にとられ、横を見て助けを求めようとすれば、顔を赤らめてブレイクを見る零。
逆に助けてあげたくなる。
そんな光景に溜め息が出た。
「でー?ブレイクは何担当なワケ?」
『我は歴史だ』
「歴史?」
俺が聞き返すと、ブレイクは深々と頷く。
ブレイクは零に視線を向けた。
『主は優秀と聞いておるぞ、玄松零』
「どうも」
『なら知ってるであろう、陰陽師と祓魔師(エクソシスト)を合体させ新世代の陰陽師、狩魔師(レクタリア)を産み出させた由来を』
「まあ、一応」
「まっ、マジかよっ…」
すると零は口角を上げた。
「オレ様は、優秀だからな」
「~~っ(いちいちムカつくなー!!)」
俺が机を持ち上げていると、ブレイクは零に呼び掛けた。
『では、知っている事だけを言ってみよ』
「はい」
すると零は息を吸った。