身勝手な恋情【完結】
カフェモカはとてもおいしかった。
いいお店見つけたかもしれない。
いつか蓮さんを誘って一緒に来たいなぁ……
そんなことを考えていると、一瞬、頬杖をついて煙草を指先に持った、窓の外をぼんやりと眺める蓮さんの横顔を見たような気がして、ちょっと切なくなった。
だけどいつまでもめそめそ鬱々していられないよね。
なんとかしなきゃ!
美味しいカフェモカを飲んで、ちょっと元気出たかも。
お会計を済ませ、お店のドアに手をかける。
「またお越しください」
「はい。ごちそうさまでした」
感じのいい店主に会釈してドアに手を掛けたところで、外からドアが開いて。
「あっ、きゃあっ!?」