身勝手な恋情【完結】
その後、ぐったりした私を支え続ける蓮さん。
それから彼が動く気配。
顔をあげて蓮さんの顔を見上げると、彼と視線がぶつかった。
乱れた服も元通りになってる。
で、もしかして、ずっと見てた……?
「お前のその顔、たまらない……」
「や、やだ……」
もう……顔が真っ赤になってる自信がある。
両手で頬を挟むと、蓮さんは唇をほんの少しほころばせ、快楽の余韻が残る潤んだ瞳で私をまっすぐに見つめる。
男の目だ。
ゾクゾクと背筋に快感が走った。
「――その様子だと、まだ足りないって思ってるの、俺だけじゃないような気がするけど?」
「れ、蓮さん、やめてください、その、しちゃってなんですけど、その、ここ、職場ですし!」
いくらなんでもダメッ!
バタバタと乱れた服を整えると、蓮さんはケラケラと楽しげに笑いながら、私から離れ空気を換えるためか窓を開ける。