身勝手な恋情【完結】
六時。気が付いたら二次会には少し遅れる時間になってしまっていた。
ノアでお礼を言って、草介さんに、必ず来ることを約束し急いで会場へと向かう。
会場はホテルに併設しているカフェだった。
和美から、二次会は純粋に二人の友人、知人ばかりと聞いている。きっと同僚たち、みんな来ているはずだ。
入口からすでに、ワイワイとお酒を飲み、楽しげに歓談している雰囲気が伝わってくる。
「櫻ひよさんですね」
「はい」
受付を済ませると同時に、奥から和美がすっ飛んできた。
「ひよっ!」
和美は私を見て、酷く険しい顔をする。
「ちょっとー! いくら電話しても出ないからどうしたのかと思ったわよ!」