身勝手な恋情【完結】
「れん、さん……?」
どうしたの……?
急な彼の変化に驚いて、立ち尽くす私。
「――クッ……!」
突然息が出来なくなったかのように、紙みたいに真っ白だった顔が赤く染まる。
その尋常じゃない様子にハッとして。
「蓮さん!」
大きな声を出して、彼の肩を揺さぶっていた。
「蓮さん、大丈夫ですか!?」
「うわっ……!!!」
ばねのように大きく跳ねた蓮さんは椅子から床に転げ落ち、四つん這いになったままぜえぜえと苦しそうに息を乱す。