身勝手な恋情【完結】
「蓮さんっ!」
半泣きになりながら彼の横にしゃがみ込み、背中を手のひらでさすった。
「蓮さん、どこか悪いんですか!? 救急車呼びますか!?」
白いシャツは汗でぐっしょりと濡れている。
もしかして蓮さん、ひどい病気なの?
どうしよう、どうしようっ……!
「蓮さんっ……!」
「――せっ……」
「蓮さん?」
「――離せっ!!!!!!」
蓮さんは膝をついたまま、片腕で彼の体に触れていた私を突き飛ばす。