Mezza Voce Storia d'Aore-愛の物語を囁いて-
安心した顔つきから、すぐにケインの目が険しくなった。
剣に手を掛けながら、後ろに振り返ると足を広げて腰を落とした。素早く剣の柄を握ると、引き抜いた。
ケインの突然の動きに、ジョーンは驚いて身を縮めた。何が起きているのか、わからないが、咄嗟に身の危険を感じた。
剣に何かが当たると、芝生の上に落ちた音が聞こえた。ジョーンは恐る恐る片目を開けてみた。
短く刈られた芝の上に、矢が横たわっていた。
ジョーンはもう一方の瞼も持ち上げると、矢を見つめた。何が起きたのか、理解しようと必死に頭を動かす。だが、脳が動こうしない。
恐怖が身体の奥から、染み出してきた。拳を握り、必死に手の震えを止めようとした。勝手に足も震えだし、両足に力を入れて踏ん張ってみた。
数秒間の震えを止められただけで、意思とは関係なく、全身が震えて出していた。
まるで寒さのあまりに身体が震えだすかのように、がたがたと人目にもわかる程、肉が揺れていた。
ケインが、落ちた矢を拾うと、睨むように観察した。すぐに視線を上げると、ジョーンの後方にいる馬に視線を送った。
剣に手を掛けながら、後ろに振り返ると足を広げて腰を落とした。素早く剣の柄を握ると、引き抜いた。
ケインの突然の動きに、ジョーンは驚いて身を縮めた。何が起きているのか、わからないが、咄嗟に身の危険を感じた。
剣に何かが当たると、芝生の上に落ちた音が聞こえた。ジョーンは恐る恐る片目を開けてみた。
短く刈られた芝の上に、矢が横たわっていた。
ジョーンはもう一方の瞼も持ち上げると、矢を見つめた。何が起きたのか、理解しようと必死に頭を動かす。だが、脳が動こうしない。
恐怖が身体の奥から、染み出してきた。拳を握り、必死に手の震えを止めようとした。勝手に足も震えだし、両足に力を入れて踏ん張ってみた。
数秒間の震えを止められただけで、意思とは関係なく、全身が震えて出していた。
まるで寒さのあまりに身体が震えだすかのように、がたがたと人目にもわかる程、肉が揺れていた。
ケインが、落ちた矢を拾うと、睨むように観察した。すぐに視線を上げると、ジョーンの後方にいる馬に視線を送った。