ありえへん!!



えっ?


先輩が俺の頭をガシガシ撫でて


「そんなことを一々気にすんな。初めから此処には引っ越しの段ボールだけで後は何にもないってのは分かってんだから」


「……」


「昨日、『帰りにコンビニ行かないと何にもあらへん』って言ってた」


俺、そんなことも話してたんか。


「さっ、落ち込んでないでさっさとやっちまおうぜ。先ずはどこからやる?」


「先輩」


優しい笑顔で


「ほら」


「は、はい。じゃあ先ずはキッチンから」


「ん」


こうなったらかっこ悪いもへったくれもあらへん。


恥も外聞もなく手伝ってもらお。




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