ありえへん!!
席について
「お前、飯は?」
「あ、まだです。新幹線で駅弁は食いましたが」
「ん」
帰ってきたばかりなのか。
適当に注文をしてとにかくビールで
「乾杯」
「乾杯」
喉を潤し
「で、真瀬」
「はい」
「お祖母さんはどんな具合だ?」
カルパッチョを食べていた箸を止め
「あ、まだ言ってなかったですね。すみません心配をかけて」
頭を下げている。
「いや、それで」
「祖母ちゃん、階段を踏み外して足の親指にひびが入ったんです」
「…は、はぁ?ひ、ひびって?倒れたって」
確か寺井がそう言ってたよな。
「はい。階段踏み外して倒れたってことやったようで。お袋も焦ってたみたいで ただ倒れたって」
「……」
「今ギブスで固めてるんですが元々丈夫なんで治るのも早いやろって先生が」
「あ、そう。それは…よかったな」
「はい」
またニコニコと食ってる。
ひびが入ったのは気の毒だが大したことはなかったようでよかった。
――
―
ん?
なら何で…