ありえへん!!




「お前な、じゃな何で大阪の家から電話しないんだ?こっちは連絡ないからどん だけ心配したか」


ハイボールを一気に煽りお代わりを。


こんな阿呆な話し飲まなきゃやってらんない。


「先輩、そんなことを言われても会社の番号は社員証にあるけど先輩の電話番号 とか携帯ないと分からへんし。会社は三連休で休みやし今日帰って来ても取りに 行くことも出来ひんので」


「……」


完全に携帯に頼りきってる世の中だからな。


俺も携帯なけりゃコイツの番号はおろか、お袋や楓の携番なんて分からない。


シュンと項垂れてるコイツに


「悪かった。俺も言い過ぎた」


この一言に


「いえ、俺が阿呆やさかい。そやけど先 輩が『阿呆』って言うなんて」


何かニコニコ嬉しそうに


「俺のが移ってきましたね。関西弁は移りやすいから」


それは自慢か?


やっぱり…阿呆だ。





< 93 / 105 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop