ありえへん!!
「あ、雪や」
真瀬の声に空を見上げると細かい雪がちらちら降ってきた。
「初雪ですね」
「そうだな」
「クリスマスイヴに初雪なんていいですね」
「そうか?」
どっかで聞いた台詞だな。
「はい」
じぃーっと空を見つめて雪が降るのを眺めている。
その顔はまるで子どものようで…
――
―
駅に差し掛かる手前に小さな公園が
「真瀬」
「はい」
「ちょっとそこのコンビニでコーヒー買ってこい。酔いざましだ」
「はい」
真瀬が買いに行ってる間、公園のベンチ に。
昼間なら子どもで賑やかな公園もこんな 11時過ぎには誰もいない。
駅前の騒音もここまではあまり響いてこず本当にしんとしている。
耳を済ませば雪の降る音が聞こえる気がする。