【BL】俺がお前にできること



屋上だなんて、中学以来だ。


あの頃もこうしてヒナと抜けて少しでも多く一緒にいたっけなー。




「数学の成績下がったら、ヒナのせいだからね」



「だから教えるって。中学の時も教えてたじゃん、屋上で」




中学の時も五時間目が数学の確率が高くって、ほとんど数学を受けていなかった。その分、ヒナが先生の代わりに数学教えてくれたから平均以上は獲れてたけど……




もうすぐ夏休みということもあり、外は蒸し暑くって、小さな日蔭にヒナはゆっくり座り僕に手を伸ばす。




「おいで、弥生ちゃん」



あの頃みたいに僕を包み込もうとしてるヒナ。……目を逸らしながらも、それを断らず素直に受け入れる僕。



背中に君をほんのりと感じた。




「弥生ちゃん、いいわ。サイズが俺にピッタリ」



「……ちっさいってこと?」



「ちっさくて可愛い、ってこと」




「……くっついたら、暑いんだけど」



「はは、それは我慢して」





僕の肩と首の間に頭を埋めて、きっと匂い嗅いでる変態は後ろから僕を抱き締めた。




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