Hurly-Burly 4【完】
そうそう、いろいろあり過ぎて体力の限界が近いぞ。
とくに、ソファーで熟睡中の親分をジトーっと
視線を向けるとチラリズムで鎖骨が見えてしまった。
無駄に色気が出てるよね!
ここに獰猛な動物が居たらちぃ君はうさぎさん状態だよ。
「ひっ、」
な、なんて無防備に寝てんだあのマイペースさん。
「ヒヨリン?」
「あのね、ナル君。あたし兄ちゃんに聞いて見たんだけどさ、
不良ってもっと活動的じゃないの!?」
「うん?活動してるよ。」
こ、これが活動してる的な!!
「も、もっと陣地合戦みたいなのやらないの?
ほら、殴り合いの戦いとかあたしも加勢しまっせ。」
「ヒヨリン、ドラマの見すぎだろ。
つうか、殴り合いに参加する気かよ・・・」
ユウヤ、あたしの正義の鉄拳を食らってみるか?
「パラリラって鳴らすのやらないの?」
「ヒヨリン、古っ」
な、何だこのジェネレーションギャップ。
同世代なはずなのにあたしが古いだと!!
あたしの方がピチピチの女子高生なんだからな。
「まぁ、ウチのがこれじゃ当分そんなのねぇだろな。」
「えー!!」
それは残念じゃないか!参加してみたかったな。
パラリラの正体拝見しておきたかった。
「ちぃ君起こせば見れるかな?」
「や、そんなことねぇよ。」
「ホントにちぃ君って親分なの?ここの
ボスにしては間抜け過ぎやしないか。」
確信を突く質問をこの期にしてみた。
そりゃ、顔はトップクラスの実力ですよ。
宇宙をも制覇出来るのも夢じゃありません。
「誰が間抜け?」
きっぇー!!
起きてたよ、完全熟睡してると思ったのに
狸寝入りだったって言うのね。
みんなしてあたしを騙して酷いわ。
「や、ヤダな、誰だろうね間抜けだなんて言ったのは・・」
「お前だろ。」
ひょえー!!
地獄耳の持ち主だったとは不覚。