Hurly-Burly 4【完】
寒いのがあたしの最大の弱点だった!
これは絶対にバレちゃならないわ。
『1年C組立花日和さん、至急職員室の
相沢先生のところにお越し下さい。』
えっ、あたし何か悪いことしちゃった!?
「日和ちゃん、今呼ばれ・・・」
「ヒヨリン、ここ2階だ!」
「ティーチャー相沢の魔の手が!!」
悪魔1号め、あたしに何の用よ。
窓から逃亡を図ろうとしてナル君とユウヤ
に全力で止められた。
「誰が魔の手だって?」
不良メンバーズが扉の前で立ち尽くす。
「貴様のことだ!恍けるな。」
「酷い言いようだな。」
「何の用だ、人を呼び出しておいて!」
「ひーちゃん、いい加減俺にも優しくしてくれない?」
「お兄ちゃんにセクハラされたって・・・」
「出た~、ひーちゃんお得意の朔出すの。」
「用件を早く言え、貴様に構ってやれるほど
暇じゃないと言っている。」
「もう少し可愛い言い方出来ないの?」
「じゃあ、何か?あたしが、相沢先生、何か
ご用ですか?何なりとお申し付けくださいと?
鳥肌の立つような悲劇だわ。」
「それが本来のひーちゃんでしょ?」
「こっちが本来のあたしだが文句があると?」
「はいはい、喧嘩腰になるのやめよーよ。」
「ふんっ、あたしに勝とうだなんて100億光年早いぞ。」
「分かった、分かった。ひーちゃんには一生敵いませんよ。
そんで、本題ね、模試受けるの?」
「う~ん、今考えてるところ。」
「締切明日までなんだよね。」
「今すぐ決めろと言ってるのか?」
茶髪の教師め、そんなこと一言も聞いてないぞ。
「ひーちゃん、受けるよな?」
恐喝してるかのような教師が1人居ます。
眼鏡をクイッと人差し指で上げる。
「受けてやっても良い!」
「じゃあ、申込用紙に記入したら職員室寄って。
今後のことについて話したいことが丁度ある。」
「何それ、今後の人生相談か?」
「ちょっとした大人の話。」
魅惑的に口元を上げて笑う相沢ティーチャーを目が合って
何となく悟った。