【コラボ】パラレル・ラブストーリー
まどろっこしいのは好きじゃない。
龍真がそう切り出すと、神無の肩がびくりと震えた。
(そんなこと言われたって……)
神無はすでに、泣きそうだった。
そもそも何故龍真と自分がここにいるのか、わけがわからない。
黙っていると、龍真が口を開く。
「俺も神無に聞きたいことがあるんだけど」
「え、なに?」
「昨日のあれ、何?
岡崎先輩と、つきあってんの?」
「ふ、ふわぁぁぁぁ!?
ない、ない、絶対ないよぉぉぉ!!」
神無は慌てて否定する。
そして、瑛がまりあにしたのと同じ説明を龍真にすることになった。
「……ありえねー」
「す、すみません」