夏音



しばらくの間、ぼーっとしていたら、ふとあることに気がついた。


「そういえば、玲に本返さなきゃ……」


1週間前に借りた推理小説。
昨日読み終わってたんだった。




私は本を片手に玲の家に向かった。


ー ピーンポーン

チャイムを鳴らすと、玲がちょっと不機嫌そうにインターホンに出た。


「はい、なんですか?」


< 17 / 30 >

この作品をシェア

pagetop