ぬくもりをもう一度
確か、野々原は俺に

「オススメの店がある」

と言っていた気がする。


しかし、ひっぱられるように

連れてこられた先は、

社内の最上階だった。


こんな場所にいったい

何があるというのだろうか。


社食は2階にあるし、

ここにはラウンジしかない

フロアーだというのに。


不思議に思っていると、

ようやく俺の腕を離した野々原は、

振り返ってにっこりと

満面の笑みをみせた。


「ここが私、オススメのお店よ」


そう言って、景色を見渡せる

大きな窓側にある席にちょこんと座る。





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