ぬくもりをもう一度
この手のウェイターは、

なぜ皆冷たい空気を

かもし出しているのだろう。


客に見せる笑顔は

一流だと思うけれど、

そこには温かみなどまったくない。


冷酷、極まりない。


一番奥のちょっと個室の様な席に、

同僚の女はちょこんと座っていた。


「よう」


軽く声をかけると、

女はふわり微笑んで言った。


「よかった、来てくれて」






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